司法試験や公認会計士試験と並ぶ難易度

鑑定士と名の付く職業には様々なものが存在していて、資格を取る必要があるものから、簡単な研修を受ければ良いだけのものがあり、難易度もそれぞれ違っているのである。

代表的なものが不動産鑑定士で、不動産の経済的価値を評価して適正な価格を付ける不動産のプロである。

不動産鑑定士試験に合格すれば資格を所得でき、国土交通大臣の登録を受けた機関で実務修習を1年から3年受けた後、不動産鑑定士として不動産鑑定士名簿に登録されれば、晴れて不動産鑑定士となることができる。

司法試験や公認会計士試験と並ぶ難易度の高さを誇り、全国に7000人程度と人数が少なく試験合格への道のりは大変険しいものである。

専門性を有する資格の一つで転職には当然有利に働き、ある程度の経験を積んだ後に独立開業する場合が多いのである。

試験は二段階に分かれており、まずは短答式試験を受けて合格すれば論文式試験を受けることができるのである。この二つに合格した後、実務修習へと進む事になるのである。

受験資格は特に定めらておらず、年齢や性別、学歴や実務経験などは問われないのである。

論文式試験に不合格でも、翌年とその翌年には短答式試験は受験する必要がなく、論文式試験のみの受験でかまわないのである。

試験の出題範囲と科目は多岐に渡っていて、3日間かけて試験が行なわれ、論文式試験が2日を占めているのである。
合格率は短答式試験で25%程度で論文式試験では10%程度となっているのである。

勉強法としては、専門学校に通う方法と、通信講座で学習する方法、自分で独学で学んでいく方法、不動産学科のある大学へ入学して学ぶ方法がある。

また、宅建などの不動産に関係した難易度の低い資格から、順番に取得していくという方法を取る人もいるのである。

傾向としては、1年目で短答式試験に合格を目指し、2年目に論文式試験を目指すという具合に2年計画で試験を受験する人が多いのである。

市販のテキストや問題集のみでの勉強では知識量などが不足する場合も多く、難易度の高い試験でもあるため、理解しにくい部分が残ってしまうことがあり、独学のみの勉強だけでは合格は難しいとされているのである。

最初から専門学校か予備校へ通うか、通信講座を受けるか、または独学で足りない部分を通信講座で補う形が理想的な勉強法である。

特に論文式試験はしっかりとした対策が必要となるため、専門知識の勉強だけでなく論文を書くスキルも要求されるのである。