あらゆる分析に基づいて行う鑑定士

鑑定士とは、物品などの価値を見定めることを仕事としている人のことである。鑑定士が鑑定する物品は、色々とある。たとえば美術品や宝石やブランド品などである。

鑑定士は、それらにどのくらいの価値があるかを鑑定するだけでなく、本物か偽物かどうかも鑑定する。

美術品も宝石もブランド品も、現在の技術では偽物を容易に作り出すことができる。それらを本物として売買することは犯罪である。そしてその犯罪によって、損害を受けている人は大勢いる。

犯罪から人々を守るために、鑑定士は必要な存在と言える。また、本物の価値を守るためにも、必要である。さらに、偽物が本物として世に出回っては、経済にも混乱が生じる。

たとえば金の偽物が大量に出回るようになれば、世界の金の相場が乱れることになる。それを防ぐためにも、本物を見極めることのできる目利きの存在は必要なのである。

美術品などだけでなく、不動産の鑑定士も存在する。これは本物と偽物を見極めるのではなく、その不動産の価値を調べる人のことである。不動産の売却を検討する場合、売値の設定は非常に重要である。

高すぎる場合は買い手がつきにくく、安すぎると高く売る場合と比べて損となるからである。そのため、売値を決める前にまずは適正価格がどのくらいかを調べなければならない。そのために鑑定が必要になるのである。

不動産の売却だけでなく、不動産を相続する場合にも、鑑定が必要になる。鑑定により、どのくらいの相続税が発生するのかを知ることができるからである。さらには、食品や飲み物の鑑定士も存在する。

その食品が、どのくらいおいしいのか鑑定するのである。食品は、食べてみるまでは実際には味が分からない。

飲み物も同様である。食べた人や飲んだ人に感想を尋ねても、その人の好みでの感想となるため、それが自分にも当てはまるとは限らない。しかし味覚の鋭い鑑定士がおいしいと判断した食品や飲み物なら、それを信用して安心して自分も口に入れてみることができるのである。

また飲食店としても、メニューに対して良い評価を下してもらえれば、来店する客を増やすことができる。つまり食べる側にも食品を提供する側にも、鑑定はメリットのあることなのである。

この他にも、ヒヨコの雄雌を鑑定する人や、においの良し悪しを鑑定する人、玩具の価値を鑑定する人などがいる。

このように、世の中には多くの鑑定士が存在するのである。そのいずれもが、真実を告げることで、人々の役に立っているのである。